花粉症 鼻水の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
30代 女性
震災で職場と住宅が被災し、岩手に移住して働いています。
毎年花粉症が酷く、くしゃみ鼻水で大変です。
環境も変わり、今年の寒波で冷えも有り食欲も無く
胃腸も弱く、体はいつもストレスと体調が悪く、
仕事が接客業なので困って何とかしたいと相談。
震災のストレス、職場も変わりこの一年大変でしたね。体質的に冷え、胃腸も弱くさらにストレスがあるタイプの様です。
中医学(中国医学)では、目、鼻の症状を抑える標治(対症療法)、体質改善によって、防衛力を高める体を作る本治(体質改善)の二段かまえで対処します。
くしゃみ鼻水の改善(標治)には、体を温め抵抗力を高める温性の漢方薬で花粉の症状を抑え、本治(根本療法)では、体の免疫力を調整し、花粉症の体質改善で根本的に治す漢方を
提案しさらに冷えや消化器が弱いので食養生をお勧めしました。
再来され、くしゃみ、鼻水の症状はすぐ治まり、これまでの薬のように喉の渇きや眠くなる副作用もなく喜んで頂きました。根本療法(本治)も続けたいと話されました。
中医学(中国医学)では 花粉症に負けない身体作りは、
衛気(身体のバリア)が弱いまま花粉の季節を迎えると症状が重症化するので、
秋から冬にかけて「衛気(身体のバリア)」の強い体づくりが大切です。
食の養生
体力(エネルギー)を養う食材
大豆製品、隠元、グリンピース、米、もち米、白きくらげ、
白ごま、枸杞の実、豚肉、鶏肉
肺を潤し、バリア機能を高める食材
梨、百合根(ゆり)、枇杷、銀杏、大根、ハチミツ、杏仁豆腐。
TEL:0226-27-2108
住所:宮城県気仙沼市長磯船原33-1